yippee444’s blog

素敵な人生の一ページとなるために

不幸も幸せも、同じコインの裏表

母がまだ一人で、ぼくを介護していた頃
時々、ぼくを背負って、ベランダに出してくれた
ベッドの端にぼくをずらし、両足をベッドからたらす
ずり落ちないように気を付けながら
上体を起こし、端座位にする
肩を持ちながら、そのままおんぶしてくれた
母は小柄だったが、階段を上がり、ベランダに出してくれた

ドラマでは、年老いた母を息子が背負い
母親がこんなにも軽かったのか
しみじみ、そう思うシーンがあった
だが、現実は逆である
良い年をした息子を、母親が背負う
いや、現実でもそうはない

こんな親不孝はない
こんなやるせない状況はない
背負われながら、そう思った

だが一方で、違った思いもあった
小さな背中におんぶされながら
親の愛情を、全身で感じた
親のすごさ偉大さを、直接感じた
きっと、これも一つの幸せ
そう信じたい